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WBA世界フライ級1位の亀田興毅(20)が、早くも「坂田戦仕様」のスタイルを披露した。元北米2階級王者ロペス戦(28日、東京・有明コロシアム)を前に14日、都内でスパーリングを公開。自慢の強打を生かす得意のインファイトを封印して、フットワークを駆使したボクシングを見せた。今秋にも予定される同門の同級王者坂田健史(27)への挑戦を意識した戦略で、強引に前に出るタフな坂田を完全ポイントアウトするのが狙い。ロペス戦がその新スタイルのウオームアップになる。
KOを意識した「亀田流」とは違っていた。フィリピン人パートナーとのスパーリングで、亀田はフットワークを駆使して、前後左右に忙しく動き回った。顔面を両手で覆う独特の防御も変えた。オーソドックスの構えからノーモーションの左ストレート。狙わずして相手をダウンさせた。
28日に元北米王者ロペスと拳を交える。しかし、視線はすでに今秋に浮上している同門対決を見据えていた。王者の坂田は前進してコツコツと手数を出し続ける。一方で04年6月のパーラ戦で、あごを折られても果敢に打ち合ったほど打たれ強い。亀田がいつものけんかスタイルで打ち合えば、相手のペースにはまる可能性もある。今回のスタイル変更は、坂田対策を意識したものだった。
フットワークを使ったアウトボクシングは、世界の舞台でも実証済みだ。昨年12月のランダエタとの第2戦でも、同じ戦法で明白な判定勝ちを収めた。そのスタイルを坂田戦へ向けてさらに磨きをかける。最近では父史郎氏に「坂田にはフルマークで勝つ自信がある」と言うほど、レベルアップしているという。
「ボクシングの幅が広がっているな。力とタイミング、そして根性やな」と亀田も手応えを感じている。ロペスは坂田とタイプの異なる技巧派ボクサー。その難敵にパワーではなく、スピードと技術で圧倒して勝つつもりだ。それが秋の坂田戦につながるからだ。
ボクシング界では同門対決への批判があることも事実。それでも亀田の2階級王座奪取への夢は揺るがない。「WBAとWBCしかないからな。ベルトがある相手と戦うだけや。まあでも、まずは次の試合できっちり結果を残さないと。内容が悪かったら意味ないからな」。2週間後の次戦で、新スタイルで坂田への挑戦権を取る。
チャンピオンになって返ってくるぞ――21日(日本時間22日)ラスベガスで行われるWBC世界フェザー級暫定王座決定戦で同級1位オスカル・ラリオス(メキシコ)と対戦する同級2位ホルへ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)は13日午後5時成田発の飛行機で元気に出発した。田中繊大、山本忠雄両トレーナーと、弟のカルロス・リナレスが同行。
17歳の02年、日本でプロ入りして以来今日まで23戦全勝14KO。「ベネズエラのゴールデン・ボーイ」リナレス(21)にとっては今回が初の世界タイトル戦。ラリオス(30)は日本で福島学、仲里繁(2度)、石井広三らと世界を争い全勝の古参。59勝37KO5敗1分と豊富な試合経験を持つ。不敗リナレスにとっても、これまでの対戦相手と比べても、もっとも厄介な相手であることは確かだ。
リナレスは、「ダイジョウブ、ラリオスは、警戒するのは経験だけ。判定でもKOでも私が勝つ」と、世界初挑戦にも自信満々だ。
試合の模様は7月23日夜8時からのWOWOWエキサイトマッチで放送される。メインはバーナード・ホプキンス-ウィンキー・ライト戦。
現地時間7月12日(日本時間13日)の午後、トレオン市内のショッピングモール(クアトロ・カミノス)にて一般公開の形で計量が行われた。
約500人ものファンで埋まった計量会場の中でチャンピオン・ミハレス、挑戦者・菊井ともにリミット一杯の115ポンド(52.1kg)で計量をパスした。
大一番を明日に控えた菊井は計量後、トレオン市内のレストランで食事を摂り、その後ホテルに戻り休養に時間を充てた。「これだけ盛り上がっている雰囲気の中で世界戦の舞台に立てることに感謝したい。明日は日本でもたくさん応援していただいている方々の為にも、自分のボクシングを精一杯やってベルトを持ち帰りたい!」とコメントを残した。
レフェリーはフランク・ガルサ(米国)、ジャッジはジェームス・ジェンキン(米国)、スティーブ・モロー(米国)、ジェリー・ベンザー(米国)立会いはアルベルト・レイジェス(メキシコ)。
グローブはメキシコ製レイジェス8オンス(赤)を使用。試合開始ゴング23時10分予定だ。