11日(現地時間)米国カリフォルニア州サクラメントで挙行された「メキシコ-フィリピン・ワールドカップ」のセミファイナルで元WBC世界S・フライ級王者ジェリー・ペニャロサ(比国)がWBO世界バンタム級王者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)に7回2分45秒KO勝ちを収め、35歳にして2階級制覇を達成した。
日本で川島郭志から王座を奪い、徳山昌守と2度接戦を演じたペニャロサ。前回1階級上のダニエル・ポンセ=デレオンに挑戦。拮抗した試合を演じ健在を印象づけたばかり。しかし、この一戦は身長、リーチで勝るゴンサレスが2回からボディー打ち、左フックなどで主導権を握っていた。迎えた7回、有利に進めるゴンサレスの隙をつきペニャロサの左ボディーがグサリ。メキシカンは苦痛の表情でフルカウントを聞いた。
主審のカウンアウト後、勝者はリングにしゃがみ込み歓喜に浸っていた。
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