日本S・ライト級王座9度防衛中の木村登勇(横浜光)は21日夜、後楽園ホールで8位中村徳人(相模原ヨネクラ)を7回1分3秒TKOで退け、V10に成功。桑田弘の持つ日本記録に並んだ。この日も王者は磐石の強さ。サウスポースタイルから左ストレート、アッパーを決めて、早々に中村の右目付近を腫れ上がらせる。タフな中村も臆せず小振りのパンチで挑み続けたが、ダウンを拒否するのが精一杯。右目の視界不良もあって、陣営が7回にタオルを投入した。木村はこれで32勝16KO5敗2分。「うれしいけど、本当の喜びはもう一戦してから」と、次は新記録の11度防衛を目ざすつもりだ。
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