前世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級暫定王者の高山勝成選手(グリーンツダ)が、4月に行った新井田豊(横浜光)との王座統一戦のファイトマネーの大半を受け取っていないことが分かり、日本ボクシングコミッション(JBC)が12日、大阪市内でジム関係者から事情聴取した。
グリーンツダジムを実質的に切り盛りする戸塚貴信マネジャーはファイトマネー350万円のうち330万円の未払いを認め、年内をめどに支払うことを確約。理由については「興行的に多大な投資をしたが、そのツケが回った」と述べた。
また、同マネジャーは高山の他ジムへの移籍を認め、その移籍金を未払い分に充てる可能性も示唆した。同ジムは2005年にも、亀田興毅を3000万円で協栄ジムに移籍させている。西日本ボクシング協会は21日の理事会でこの件を議題にするが、処分などは科さない方針。
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