王者:吉田健司(笹崎) vs 挑戦者:小松則幸(グリーンツダ)
2日夜、後楽園ホールで行われた日本フライ級タイトル戦は、チャンピオン吉田健司(笹崎)が挑戦者1位の小松則幸(グリーンツダ)に6回45秒負傷判定勝ちし、初防衛に成功した。スコアは58-55が2者に残りは58-54の3-0だが、試合内容は荒れに荒れた。頭から突っ込みラフな攻撃を仕掛ける吉田と小松がバッティングし、ともに初回からマブタを負傷する立ち上がり。吉田は3回に右でダウンを奪ったものの、突っ込んでは衝突を招くことの繰り返しで、初回に出血した箇所のほかにも側頭部、もう片方のマブタと自らのカット傷を増やした。結局、6回に吉田の傷が続行不可能と判断された。控室の吉田は「緊張していたのかもしれない。今日は0点。出直します」と猛省。敗れた小松は「ボクシングをやった気がしない。第3のパンチ(頭)にやられた」と怒り心頭だった。
またセミでは日本フライ級9位の内藤佳紀(横田スポーツ)がタイのジャイラック・ソープロンチャイに4回KO勝ちした。ボディー攻撃をメインに攻めた内藤がこの回、右ストレートをヒットして倒したもの。
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