リナレス-ラリオス戦と同じく21日ラスベガス・マンダレイベイ・ホテル&リゾートのリングで行われた「リング誌認定世界L・ヘビー級タイトルマッチ」は、王者バーナード・ホプキンスがウィンキー・ライト(いずれも米国)に3-0判定勝ちし、同王座を守った。ライトは3回にホプキンスに頭をぶつけられて左目をカット。以降は出血に苦しみながらの試合を強いられた。老獪な試合巧者同士の試合とあって、両者手を出すわりにクリーンヒットは少なく、ノックダウンシーンもなし。ホプキンス(41)の体力、パワーがライト(35)を上回った。元S・ウェルター級王者のライトに、3階級上のL・ヘビー級は重すぎたか。
スコアは、117-111(2人)、116-112と明白な差の3-0判定だった。ホプキンスはこれで48勝32KO4敗1分。敗れたライトは51勝25KO4敗1分となった。
またこの日のトリプル世界戦の第一試合、WBO世界ライト級暫定タイトル戦は、暫定王者マイケル・カツィディス(オーストラリア)が同級7位ツァー・アモンソット(フィリピン)とダウン応酬の激闘の末3-0判定勝ちでタイトルを守った。
カツィディス(26)は2月にイギリスで獲得した同王座の初防衛に成功。23勝20KO不敗。敗れたアモンソット(21)は18勝10KO3敗1分。
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