18日、後楽園ホールで行われるWBC世界フライ級タイトルマッチの恒例行事がスタート。今日夕刻、挑戦者・内藤大助が所属する宮田ジムで2ラウンドのスパーリングを報道陣に公開した。
サウスポー牧山勝海(横浜さくら)を相手にしたスパーリングは、抑え目とはいえ内藤の好調さが目につくもの。フェイントを交え、変則ファイター内藤らしい動きを見せた。
トレーニング公開に先立って行われた会見で内藤は「僕のパワーは特別だと自負していたが、世界は違う。ポンサクレックはパワーがあってテクニックもある。やっぱり世界チャンピオン、すごいですよ。それに勝ったら自分もすごいってことになるんだろうけど……。スタミナとかパンチ力とか、そんなことだけではダメ。どうやってパンチを当てるか、それを重要視しています」。そして「見えないパンチを打とうと思っている。それを打つには度胸も必要。まあ、それは本番で」と内藤。秘策がありそうだ。
報道陣からは因縁の“亀田”絡みの質問も出た。「もし俺が世界獲ったらどうするんだろう。きっと逃げるでしょうね。三男がスパー相手募って、河野君が名乗り上げたらメキシコ行っちゃった件もあるしね。獲っても(亀田とは)絶対にやってやらないって言おうと思ってたけれど、俺はまだ獲っていないから、今はまだ亀田が上と思っている。ボクシング界を盛り上げる意味で、亀田を認めているんですよ。だから俺が獲って、もっと刺激的なこと言って、ボクシング界を盛り上げていきたい(笑)」
王者ポンサクレック一行は明日午前成田に到着。午後にはメディカルチェックが行われる。
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