プロボクシングの協栄ジム・金平桂一郎会長は2日、「亀田3兄弟」の二男・大毅(18)=協栄=の世界初挑戦の実現に向けて、父・史郎トレーナーと来週中に話し合うことを明らかにした。同トレーナーはこの日、16歳の三男・和毅(ともき)のアマチュアデビュー戦を観戦するため、メキシコへ出発した。
国内史上最年少の世界王座奪取を狙う大毅の世界戦が、動き出す。この日、史郎トレーナーは「まだ何の動きもない」として、メキシコへ移動したが、金平会長は前向きだ。「お父さんが帰ってきたら、すぐに話し合う。会長として、まずはトレーナーの意見を聞きたい」と、同トレーナーが帰国する6日以降に協議に入るという。
大毅が、井岡弘樹(グリーンツダ)がWBC世界ミニマム級王座を獲得したときの国内最年少の世界王座奪取記録(18歳9カ月10日)を更新するには、10月15日までに世界挑戦を実現し、ベルトを巻かなければならない。リミットが決まっているだけに、金平会長は「記録のことも考えると、早めに交渉をまとめる必要がある」。プロモーションの時間も確保しなければならず、早ければ今月上旬にも、同じ協栄ジムに所属するWBA世界フライ級王者・坂田健史との同門対決、またはWBC世界同級王者・内藤大助=宮田=との対戦を決める。
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