キムの大冒険は成功するか――再起戦で3階級上げてOPBF・L・ヘビー級王者ヒース・ステントン(豪)に挑戦するクレイジー“タイガー”キム(ヨネクラ)が16日、JBC(日本ボクシングコミッション)で計量をパスし、いよいよ明日のゴングを待つのみとなった。今回、これまでのS・ウェルター級(69.85キロ上限)より約10キロも重いL・ヘビー(76.32~79.38キロ)での試合となるだけに、体重調整がひとつの焦点だったが、キムは服を着たままハカリに乗り79.15キロを記録。関係者情報によると、計量前に食事も摂ったらしく、実際はさらに軽めとみられる。「練習では汗がよく出たし、疲れないだろうか、と不安もある。でも試合だけに集中してトレーニングできた」(キム)。同じく174ポンド1/2(79.15キロ)でクリアしたステントンについては「(握手をしたら)柔らかい手をしていた」と感想を述べた。ちなみにキムが勝てば、現在保持するS・ウェルター級王座に続き2階級制覇となる。
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