王者・河野公平が挑戦者の三枝健二を9回1分5秒、3-0の負傷判定で下し、初防衛に成功した。世界挑戦への第一関門と位置づけたV1戦をクリアした河野選手は、「亀田3兄弟」の三男・和毅が賞金100万円をかけて公募するエキシビションマッチの相手に、名乗りを上げた。河野選手は戦績を22戦19勝(7KO)3敗にした。
そして、ボクシングでは異例のマイクパフォーマンスが、飛び出した。初防衛を果たし、再びベルトを腰に巻いた河野がリング上から“挑戦状”を突き付けた。「ぜひ亀田君とやりたい。むこうは天才といわれる人。自分の力を試したい」。「亀田3兄弟」の三男・和毅とエキシビションマッチでの対決を公言した。
「日本、世界王者か世界ランカー」の条件付きで、3兄弟の父・史郎トレーナーが先月、プロデビュー前の和毅の相手を公募。そのエキシビションマッチに勝てば、賞金100万円と兄2人への“対戦権”も獲得できるとあって、「長いラウンドをやりたい」と意気込む。
この日も序盤から激しい打撃戦を展開し、相手の左目上からの出血が激しく、試合がストップされた。年内にもWBA世界Sフライ級王座への挑戦を描く渡辺均会長は、「ジム最初の世界王者になってほしい」と、“亀田斬り”に期待を込めていた。
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