王者:粟生隆寛(帝拳) vs 7位:秋葉 慶介(角海老宝石)
明日、後楽園ホールで行われる日本フェザー級タイトルマッチの前日計量が行われ、チャンピオン粟生隆寛(帝拳)が57.0キロ、挑戦者の秋葉慶介(角海老宝石=6位)が57.1キロでともにパスした。
これが初防衛戦となる粟生は「調子いいです。明日は1ラウンドからKOするつもりでやります。中盤までに倒せたらいいですね」とKO宣言。さらに粟生は「最近は、デビューした頃ののびのびした気持ち、やるかやられるかの意気込みを忘れていたけれど、チャンピオンになってその気持ちを思い出しました。まあ、やられることはないですけれど。これに勝って東洋を狙いたい。東洋タイトルが欲しいわけじゃありません。日本人で僕より上にいる人(つまりは榎洋之)を越えたい。日本人で一番になって世界へ挑みたいので」粟生はニット帽を被ったままハカリに乗り、最後まで帽子を取らなかった。帽子の中には赤白のトランクス、シューズに合わせて染めた髪が隠されているらしい。「トータルコーディネイトです。当日のお楽しみ。ものすごくキレイですよ」(粟生)。
一方の挑戦者は「勝って東洋? そんなことさせません。主役は向うと思っているでしょうが、僕が脇役じゃなくて主役だということを見せます。あんまり不利、不利といわれているので、じゃ食ってやろうと思っています。粟生は勝って当然、僕のモチベーションの方が高い」とこちらもやる気満々。10キロの減量もふだんは1ヵ月で落とすところを、2ヵ月かけて練習をやりながらじっくり調整してこちらも絶好調だ。秋葉にとって、試合前から報道陣に囲まれることなど初体験の大舞台だが「初防衛戦の時もこのくらい取材して下さい」と居心地がよさそう。度胸とパワーでアップセットをねらっている。
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